太陽光発電で知っておく事

太陽光発電の導入には利点もあれば欠点もあるので、出来るだけ欠点となる部分を避けないと、導入した太陽光発電を最大限に生かせなくなります。
欠点を可能な限り避ける方法はいくつかありますが、まずは太陽光発電についての知識を得ておく事が、最初の欠点を避ける武器になります。

太陽光発電にも性能がある

「太陽光発電とは?」と聞かれた時、多くの人は太陽の光で電気を作る事だと答えるかもしれません。
事実その答えは正解なのですが、正解だから正しいのかと言えばそうとは言い切れません。

太陽光発電を行うのは、太陽光パネルという部分です。
太陽光パネルは太陽の光を受ける事で電気を創り出すのですが、機械なので性能と言うものがあります。
そのため、どの太陽光パネルでも良いというわけではなく、ある一定の性能がなければ太陽光パネルを設置する意味が全くなります。

導入するメーカーのメリット・デメリットを知る

国内外に非常に沢山の太陽光発電システムがあります。
それぞれに特徴、メリット、デメリットがありますので、自分の家に合った製品を選択する必要があります。
発電量が高い製品、価格が高い、保証がしっかりとしている、軽いため屋根への負担が少ないなど様々です。

依頼する太陽光発電業者によっても取扱いメーカーが異なるわけです。
ひとつの太陽光発電メーカーの取扱いがある所よりも、より多くのメーカーの取扱いがあり、それぞれの特徴を把握している業者に依頼したい所ですよね。
中立な立場から、依頼主のプランを作成してくれるというのは、大きな魅力と言えます。

太陽光パネルを導入する前に知っておくべきこと

設置場所

太陽光パネルは主に屋根の上に設置します。
日当たり次第では壁に貼るように設置する事もありますが、建物に設置する場合は建物自体の強度も求められます。

太陽光パネルにも重さがあり、以前に比べれば軽量化もされていますが、それでも1枚あたり数十キロの重さがあるので建物にも重さという負荷をかけてしまいます。
そのため、建物自体が古いと太陽光パネルの設置が出来ない事があるので、事前に見積もりなどで設置が出来るかどうかを調べておく必要があります。

一度断られた場合でも、工法によっては設置が可能な事もありますので、色々な業者の話を聞いておくようにしましょう。
その際には、メリットだけではなく、デメリットもしっかりと聞いておく必要があります。

日当たり

太陽光パネルは太陽の光を受けて発電するものなので、出来るだけ長い時間直射日光を当てられている必要があります。
日陰になっていてもある程度の発電はありますが、直射日光を受けられるのが大前提なので、日当たりは太陽光発電を導入する時に一番の条件となります。
そのため、近隣の建物によって日陰になる時間が多かったりすると太陽光発電が満足に機能せずに導入しても満足な効果を得られません。

屋根に太陽光パネルを設置しても発電に十分な直射日光が得られない時は、屋根以外の場所に設置するか設置自体を諦らめる必要が出る事もあります。

太陽光発電に必要な光の量は、導入を考えている太陽光パネルの性能にもよるので、短時間の日光でも発電が出来る事もあります。
ただし、どうやっても回収出来る利益はあまり望めません。

太陽光発電の導入は大きな利点もあるのですが、太陽光発電の導入に向かない住宅や敷地である場合もあるので、どんな場所でもどんな条件でも設置が可能というわけではありません。

もし太陽光発電の見積もりで不向きであると言われたら、諦めるという選択も必要になってきます。
この判断は太陽光パネルの設置業者によって対応が変わるので、複数業者での見積もりを取り、業者間の対応差を比較した上で不向きであれば諦める事も考慮してください。

もし何も知らないまま太陽光発電を導入してしまうと、発電量が極端に少ないという最悪の結果になるので要注意です。

業者によっても価格や提案が変わる

依頼する業者によって価格や提案が異なるという事は、しっかりと頭の中に入れておかなければなりません。
トラブルの多い業界でもありますので、業者選びを慎重に行わなければ最悪のトラブルになる可能性もあります。

相場以上の価格の請求、手抜き工事、施工後のフォローが全くないなど、様々なトラブルの実例があるわけです。
そのため、色々な業者の話を聞いて、自分に合った業者を選択するようにしましょう。
契約前の業者選びの5つのポイントは、下記のページ「失敗しない太陽光発電業者の選び方」を参照してください。

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※一括見積もりにて複数業者の見積書と比べて平均価格を調べます。